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豊岡市「観光パイプライン構築プロジェクト」

2017.01.16


兵庫県北部に位置する豊岡市は、浴衣での外湯めぐりで有名な「城崎温泉」や、但馬の小京都「出石(いずし)」、「神鍋高原」や「竹野浜」のほか、コウノトリの野生復帰や国内トップシェアの豊岡カバンなどの観光資源が豊富なまちです。

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近年は、城崎温泉を中心としてインバウンド客の集客に注力しており、全国各地で設立が相次いでいるDMO(Destination Marketng/Management Organization)にもいち早く着目し、地域交通機関や金融機関との官民連携で、豊岡版DMOこと「一般社団法人豊岡観光イノベーション(略称TTI)」を2016年6月に設立しました。(弊社代表の坂本が、TTI初代マーケティング部長として立ち上げに携わらせていただきました)

そんな豊岡市と、大手通信会社であるKDDI株式会社は、地域活性化を目的として包括協定を締結。その共同プロジェクト第一弾として「観光パイプライン構築」に取り組んでおり、弊社代表の坂本が、このプロジェクトに2016年12月からアドバイザーとして参加させていただいております。

「観光パイプライン構築」とは、これまで「勘と経験と思い込み」に頼ってきた観光集客を、KDDIが保有する位置情報などのビッグデータを活用することにより、観光客が「(豊岡のことを)知る・調べる」といった訪問前の段階から、訪問中に地域をより理解し「域内周遊」を促す段階、さらに訪問後の「シェア」や「リピート」に至るまでの一連の流れを「観光パイプライン」と捉え、各段階に有効な施策を効率的に実施することを目指すものです。

この春には「北近畿豊岡自動車道」が豊岡市内まで延伸するなど、人の動きが大きく変わる可能性を秘める豊岡市で、どのような施策が有効なのか。プロジェクトが報告できる段階になりましたら、シェアさせていただきたいと思います。

また、同じく豊岡市とTTIが運営する、インバウンド向け宿泊予約サイト「Visit Kinosaki」に関しても、これまでの坂本の経験から、アドバイスを行なわせていただいております。全国的見ても、行政が宿泊予約サイトを運営する例は稀有だと思いますので、こちらも今後が楽しみです。

 

参考

豊岡市広報「KDDI株式会社と地域活性化の協定を結びました!」

KDDI、兵庫県豊岡市と地域活性化で包括協定締結 – ケータイ Watch